本編以外でもいろいろ話題を振りまいているゲーム「キャサリン」プレイしました。
キャサリン – CATHERINE – 公式サイト
http://cathy.atlus.co.jp/
自分がペルソナシリーズをプレイしたことがないこともあってノーマークだったけれど、女神転生シリーズから派生したペルソナのファンには待望の作品だったみたいで、PS3版だけで初週14万本を達成するなど出足は好調。また、難しすぎるという難易度に異例の難易度下げるパッチを配信することが話題になったりもして、なんとなく気になってた作品でした。
それがあるときXbox 360で遊んでいたら、体験版が無料配信されているのを発見。試しにプレイしてみたらこれがもうかなりツボなゲームで、本編買っちゃおうかなーと思ってたら心優しき職場の人がPS3版を貸してくれたという塩梅です。
このゲームは基本的にパズルゲームで、パンツ一丁略してパンイチの主人公がブロックをうまく操作しながら上に進んで行くゲーム。どんなゲームかは動画を見てもらった方がわかりやすいので下記をご覧ください。
すごいだろう、これでもアトラス公式の動画なんだぜ……(音を出すと意味が分かります)。
パズルはすごく秀逸で、ブロックを押し引きするだけなのにすごく奥が深い。また操作感覚もとても軽快にプレイでき、操作すること自体が楽しい。最後のダンジョンなんて結局1時間半くらいずっとプレイし続けてました。
そんなゲーム本編はもちろんとして、さらに魅力的なのがストーリーと演出。主人公ヴィンセントは恋人キャサリンから結婚をほのめかされ、周りから決めていかれる人生にちょっと嫌気がさしていたところ、ある日目覚めると隣に見知らぬ女の子が裸で寝ているという、なんとも昼ドラライクなストーリーに仕上がっております。
パズル部分もこのストーリーとつながっていて、主人公が毎晩見てしまう悪夢がこのパズル部分という流れ。彼女から精神的に追いつめられていることで、夢の中で彼女が悪魔のようになって襲ってきたり、妊娠を仄めかされるとその晩は赤ちゃんがボスとして襲ってきたりと非常にホラーな展開。下から追いかけてくるボスから逃げるシーンは、ほんとに心臓ドキドキのスリル満点でした。
結婚とはなんぞや、男女とはなんぞやという大人のストーリーと、よく考えられたパズル部分が一見すると別々のようですごくうまく組合わさった作品。ストーリーが見たくてついつい先に進めてしまい、パズルが面白いので夢中でクリアし、結果またストーリーが気になるというエンドレス展開によってあっという間にクリアしてしまいました。
難易度に関してはかなり難しいとの評判でしたが、一番簡単なイージーモードだと操作をやり直しできるUndo機能もあるし、攻略サイトも特に必要なくクリアできました。これがノーマルになると一気にレベルあがりそうですが、難易度気にする人はイージーでやれば十分楽しめます。
何より嬉しかったのがまだゲームにはまれる自分がいたということ。最近どうもゲームに対して熱意が薄れていて、「もうゲームに燃えられる年じゃないのかなあ……」なんて思ったりもしてたのですが、どっこい面白いゲームに出会えればまだまだ夢中になれるんだというのが嬉しかった。万人受けするゲームではないと思いますが、周りでプレイした人の評判はいまのところ総じて高め。Xbox 360だと無料体験版があるのでそちらもお試しください。
しかしこうやって体験版から本編やりたくなるという経験をすると、やっぱりPS3ももっと体験版配信がんばってほしいなあ。Wiiはそれ以前のところでもっとがんばってほしいなあ。
【追記】
PS3版キャサリンは一定期間だけ体験版をダウンロード配信してたみたいです。うーむ、これもうちょい期間延ばせないのかなあ。クチコミで広がるのはプレイしてからしばらく日数必要だと思うので。
PS3版体験版再配信のお知らせ – キャサリンNews
http://cathy.atlus.co.jp/blog/2011/02/ps3.html
ちなみにPS3とXbox 360はそれぞれパッケージデザインが違います。個人的にはKキャサリンのほうが好みだけにXbox 360パッケージのほうがいいなあ。
キャサリン(PS3)